・解説
ノヴァグラップラー最大の課題である相手のG2ライドスキップに対し、ビクトールをメインVに据えることで対策可能な気がしたので考えました。
メインフェイズ中の挙動の手順は省略しますが、理想盤面としては
アクセルにザザンダー、
ヴァーミリオンバードブーストコスモロードライン、
Vラプトリアブーストビクトールライン、
ライザーカスタムブーストジェノサイドジャックラインで、
打点は
ジャックライン37k
Vビクトールライン25kトリプルドライブ
ザザンダー単騎44k
ジャックライン47k
コスモロードライン38k
コスモロード単騎35k
の全てヒールガーディアンか守護者がないと守る気がしない6パンがCB3SB2消費でできます。トリプルドライブで☆が捲れればコスモロードは☆2です。
https://decklog.bushiroad.com/view/43FYC
・コスモロード(V)
リアガードを寝かせる効果、自身をスタンドさせる効果、パンプ効果にライド時のアクセル獲得と文句のつけようのないノヴァグラップラー究極のG3です。現代のノヴァグラップラーの構築はまずこのカードを4枚採用するところからスタートするかと思います。前世の情けない姿を知っている者はどれだけいるでしょうか。
・ビクトール(V)
メインVです。しかし、このカードが必要以上に序盤手札に来るとそれだけで負けを意識するほどノヴァグラップラーにおけるG2以下の攻防はシビアなのでアラシードに1枚枠を譲ります。別にこのカード自体を評価してメインVに選んだわけではなく、ノヴァグラップラーのパワーカードであるザザンダーコスモロードジャックヴァーミリオンバード全てとたまたま相性が良かったからメインVに選ばれただけです。かつてビクトールをG時代不動のメインVとして起用していた筆者としては悲しいものがあります。一応、ザザンダーを運次第でサーチできるビクトール固有のメリットはあります。
・ザザンダー(V)
他カードとのコンボで自身含むリアガードの打点を保証してくれる最強アタッカーです。V効果については自身とガンズドン以外メチャバトラー名称にロクなのがいないのである程度無視します。
・DF(V)
ラプトリアのサーチ先となるアタッカーです。やや使いにくいものの自身をパンプする効果、前列を空けつつ殴る効果、Vをパンプする効果、いざという時のCCなど素直に殴る構築のノヴァグラップラーにおいて必要な能力を全て持っています。とはいえ普通に使うとディスアドバンテージなので採用枚数は最低限の2枚です。
・ジェノサイド・ジャック(V)
VRノーコストで19k打点、リアガードを寝かせられる、自身を起こす効果持ちと全てが完璧な最強のG2です。このカードにライドできないとダメージレースでまず負けるので相手視点G2ライドスキップ戦術に裏目がなくなってしまいます。
・ストリート・バウンサー
単体ではリアガードレストをコストにインターセプト5k盾をタダで獲得できるカードでしかありません。しかし、ノヴァグラップラーにはVがG2の時に緩い条件で自分のカードを増やせるカードが他にほぼいないので、まずこのカードは4枚採用からスタートしたほうが無難だとは思います。リアガードをレストさせるカードとしてはコスモロードジャックと比べ、レストコストを帳消しにするヴァーミリオンバードを探しにいける点で勝ります。というかヴァーミリオンバードを探しにいけるメリットがデカすぎてこのカードを採用する理由の3割位はヴァーミリオンバードです。
・ラプトリア
ソウルを増やす役割を担うカードとして、ノヴァグラップラーの中では基礎パワー、基礎シールド値、効果の汎用性全てにおいて最も使いやすいです。ネックとなるCBコストもメインのGユニットであるバスタードがCBコストを要求しないおかげで比較的気にならない方です。
・ヴァーミリオンバード(V)
コンボの中核となるカードです。ヴァンガードもスタンドさせるのでマーセラスと相性が良かったりザザンダーがしっかり誘発したりメガコロ対策になったりもします。
・ライザーカスタム(V)
ラプトリアのサーチ先候補です。主にジャックコスモロードと同列に並べザザンダーバスタードのカウントを手っ取り早く稼ぐ用途で使います。相方がいないとバニラ同然なのでラプトリア優先の1枚採用のみです。V効果は相手のFVがネオンギーゼだったら使うかもしれない程度です。
・ガンズドン
リアガード5枚までに抵抗を与えつつ自身をレストさせる効果、実質GB2以上でのパンプ効果をもちます。ファイナルターンに是非置きたいカードですが汎用性には欠けるので2枚です。
・アラシード(G)
減らしてしまったビクトールへのライドを確実に狙える点や単独で超越コストになれる点が手札事故対策の観点において、新よりも旧のほうが優秀なため旧アラシードです。パワーシールド値の低さは誤差です。
・ホワイトタイガー(V)
ラプトリアV効果よりもヴァーミリオンバードのほうが大事です。
・超トリガー
オルバリアにする理由はありません。
・超越コスト☆
コスモロードを超越コストに切りたくないので☆トリガーの中では最優先で採用です。
・引守護者
トリガーユニットの枠に防御以外の役割をほぼ持たない完全ガードを入れられるのは、アタッカーを握れないと何もできないノヴァグラップラーの性質と噛み合っています。
・☆守護者
とはいえバスタード筆頭にドライブチェックで捲れて嬉しいトリガーは大体☆なので1枚だけ☆トリガーに枠を譲ります。ぶっちゃけメチャバトラー名称でビクトールザザンダーでコールしてからのレストコストにできなくもないメリットが無ければ採用を検討しなかった程度には引守護者のほうが無難です。
・エナジー・ガール
トリガーの自由枠です。ソウルを貯められる☆トリガー3種とメチャバトラー名称のカチワールが他の採用候補かと思います。ノヴァグラップラーのGユニットの性質上、ソウルはないけど起こすカードがある時はマーセラスでなんとか誤魔化せることもありますが、ソウルはあっても起こすカードがないときはどうしようもないので、素引きドライブチェックで起こせるカードとしてカウントできるエナジー・ガールの評価は個人的にかなり高いです。カチワールはそもそも起こすカードとしてカウントできないので除外です。バスタードで無事ドライブチェック増やせたのであれば採用されているトリガーが☆であろうと醒であろうとまず勝つだろうという慢心もあります。
・治トリガー
さすがにG2以下での攻防に不安がありすぎてヒールガーディアンにしない理由が見つけにくいです。
・バスタード
理想超越です。欲張って10ドライブを構築段階からでも意識すると汎用性の低い札やガード値の不足からG2スキップから余裕で敗北すると思っているので、汎用性に優れるラプトリアDF以外ソウルを貯められるカードは採用していません。
・マーセラス
もう1枚の主役級超越です。ジャックはいるけどヴァーミリオンバードを握れていないときに強引にヴァーミリオンバードを探しにいけます。またはラプトリアが引けずにソウルが貯まっていないときの超越先有力候補でもあります。
・アズダバルク
ジャックザザンダーがいてマーセラスの手札コストを払う余裕がない時、もしくは相手の手札が少なくてマーセラス超越よりもダメトリ超以外負け筋が少ない場合に超越します。要するにわりとどうでもいい存在です。
・スターク
どうしようもないときの最終手段のひとつです。Vがスタンド状態で残る点がコスモロードと地味に相性が悪いです。
・ドライガー
GB8です。V裏が基本スタンド状態で残る点がコスモロードと地味に相性が悪いです。
・フェイバリットチャンプ
ゼロスドラゴンやGB8よりはるかに最大値の高い謎の存在です。
・ビクトプラズマ
リンク対策兼初回超越の最終手段です。リアガードを起こす手段が一切引けなくてもVスタしつつツインドライブ2回で超トリガー引けば勝てます。
・シブリーズ
ビクトールとドライブチェックの回数変わらずリアガードを確定でスタンドさせることもできないのでほとんど出番はありませんが、エナジーガールを複数枚握っていたりそもそもハーツがコスモロードやヒールガーディアンだった時に使うかもしれません。
・スティフネード
CB払ってドローできるGガーディアンです。さりげにコストさえ払えば一番ガード値出るGガーディアンだったりします。何故?死ぬよりマシなのでどう考えてもCBコスト足りなくなりますが2枚採用です。
・ドガンティタン
CBコスト回復兼呪縛対策です。さりげにシールド値の期待値が最も高いGガーディアンだったりします。何故?リンク対策に3枚目を採用するというのは、ソウルチャージ手段をほとんど採用していない構築ではナンセンスだと思われます。このカードの3枚目を表にする手段は大体バスタードが関わるのにバスタードがソウルコストを要求するため。おとなしく4枚目のビクトプラズマで妥協しましょう。
・ユニオール
めっちゃコスト回復してくれるかもしれないGガーディアンです。シールド値は期待してはいけません。
・ガンドリード
めっちゃコスト回復してくれるかもしれないGガーディアンです。シールド値は増えてません。
他、採用を考えたカードについて
・アシュラ、ブラウ
メインV候補です。自分の中でコスモロードの枚数を減らすのは有り得ないので、相方含めG3を2種必要とするこれらをメインVにすると構築段階からG3が12枚スタートになります。さすがにG2ライドスキップから負ける気しかしませんでした。
・ゴッドハンド
いろいろと惜しいカードです。ビクトールと同じくG3の枠4枚のみでG2ライドスキップした相手を屠る可能性を持ちます。代償として前トリガー11枚構築になる点と実質G1守護者必須になる点が許容できませんでした。また、ゴッドハンドのトリプルドライブで前を2枚以上捲る想定でもなければ、ビクトールで要求される強い盤面の構築難易度とゴッドハンドに要求される強い盤面の構築難易度がほとんど変わらず、ビクトールの場合は手札コストもなしにトリプルドライブできる点もマイナスです。
・アズールドラゴン(V)
V期初期のカードなので単純にカードパワーが低いです。
・エシックバスター(V)
V登場時ツインドライブで強引にヴァーミリオンバードを探しにいけます。CBコストを要求しないので個人的にはアズールドラゴンより評価しています。運ゲーするならヴァーミリオンバードは頑張って握るとして7枚見てザザンダー探しにいけるビクトールのほうが優秀な気がしました。
・ゴルシャーチ
メチャバトラーG2の中では最も汎用性に優れます。リアガードをスタンドさせる効果と抵抗を得る効果にGBがない点も高評価。別にビクトールの枚数減らしちゃうくらいにはビクトールライドを必須だとは思ってはいないので、V次第でほぼバニラになるカードを入れる気にはなりませんでした。
・ドスレッジ
SC能力を持つアタッカーですが、流石に汎用性が低すぎます。
・キックキック、ハンク(V)
非名称の汎用カードです。結局単体ではほぼ何もしてくれないのでこれらのカードで起こすつもりのカードはストリートバウンサーでレストさせてヴァーミリオンバード探しにいった方がいい気がしました。
・バーストライザー(V)
ラプトリアから呼べて自力で起きられるカードです。ソウルもカウンターも使う割にこのカードが増やせるバスタードのドライブは基本1回なので他にジャックやコスモロードがいないと最低限の5ドライブにすら到達せず、それらがいるならライザーカスタムのほうがノーコストでドライブ増やせるため、G2であること以外採用理由を見いだせませんでした。
・ケンビーム
メチャバトラー名称G2バニラです。サイクロンドをGゾーンに入れるスペースがありません。
・トランスライザー(無印)
運次第では最強カードです。流石にやめました。
・ベアナックル・アーネスト
実質単体でリアガードのレストとスタンドをできるカードです。同じ性質を持つジャックと比べドロー効果を持つため汎用性では勝るかもしれません。しかし、このカードを活かすためにはソウルチャージできるカードを入れなければならず、ソウルチャージできるカードはトリガー以外軒並み汎用性に欠けるため合わせて不採用となりました。
・G1ミカニ
アーネストと相性がよく、ソウルチャージできるカードの中ではかなり使いやすいです。起こすカードを引けずバスタードに超越できない場合はシールド値の低いバニラ同然なので抜けました。
・監獄オーダー
ユニットをレストさせつつSC3もできます。余った1枠にピンで採用するカードとしては最も魅力的なカードですが、1枚たりとも採用スペースを作れませんでした。
・モーニング・タイマー
リアガードを複数枚寝かせられるカードはジャックコスモロードストリートバウンサーといますが、リアガードを複数枚起こせるカードはヴァーミリオンバードとこのカードしか実質いません。必然、リアガードを起こす手段がなくて困ることが多いのでこのカードの重要性はかなり高いのですが入手難易度が高すぎて諦めました。このカードなしに10ドライブを目指すのはライザー軸でもない限り無謀かと思われます。
・ジェロホーク
CBコスト等の都合ダブっても嬉しくないことからこのカードを採用するとしても1枚で、1枚採用かつスタンド枚数も1枚でいいのであればソウルを稼ぐことはできなくともライザーカスタムのほうが優秀に思えました。ラプトリアがいて手札かリアにどうせ使い道のない引か☆トリガーある場合はライザーカスタムに勝るソウルを稼げる利点も薄れます。
・オリゴーレム
原初竜です。ほぼ唯一の仮想敵である根絶者対面、マーセラスがパワー0の相手Vをボコボコにできる気がしたので不採用にしました。メガコロのVスタンド封じはヴァーミリオンバードがいるので気にしなくていいと思います。
・ラクトーム
コンボデッキなので非常に頼りたい存在ですが、治トリガーをただの手札交換に使って生き残れる自信はあまりありませんでした。CB2点払えば1ドローできるGガーディアンがいるのも気になります。