この記事の半分は侮蔑でできています

最凶オーダー、その輝きは遠く空の彼方より(以下彼方)が追加されてから、ダクイレの調整を密かにし続けてきました。彼方が追加されたことで、今まで不利対面(具体的にはGガーディアンでこちらのリアガードを除去してくるクラン)だからとある程度諦めていたクランに対し抗えるようになったと思ったためです。実際、彼方が追加されたことで今までデスアンカー(Vシリーズ、以下デスアンカー)からの重力の支配者バロウマグネス(以下バロウ)コンボが通らなかった状況でも相性差がひっくり返ってイージーウィンができる試合展開がしばしばあり、ダークイレギュラーズ等の理不尽を押し付けるタイプのデッキの立ち位置はやや向上したと思われます。しかし、いざ不利対面に抗えることが現実的になると人間欲が出てくるもので、もっと安定して不利対面に対し勝率を出す方法を模索したくなります。実はダークイレギュラーズには既にその回答は存在していて、それは邪神司教ガスティール(Vシリーズ、以下ガスティール)の絶対数を増やし、ガスティールにライドすることだったのですが、ほぼ不採用にする理由のない彼方に加えてガスティールの採用枠を新たに作ることは容易ではなく、ずっと妥協構築で回し続けていました。最近になってようやくガスティールの枠を捻出する構築案を思いつき、形にできたので晒します。

現在の構築

https://decklog.bushiroad.com/view/2PVEC

 

 

前回の構築

https://decklog.bushiroad.com/view/6KKPF

前回の記事

https://pht-vg.hatenablog.com/entry/2023/07/13/164704

 

採用カードの解説

・デスアンカー(V)4

最強G3なので4枚から減らせません。

・バロウ2

デスアンカーからの乗り直し先候補のG3では基本的に最強なのでこれ以上減らせません。

・ダンプ2

デスアンカーから乗り直したバロウの23kパワーでのアタックを簡単に守らせないためには必要で、これ以上減らせません。

・ガスティール(V)2

そのターンガスティールの効果は使えませんが、デスアンカー効果からの乗り直しを検討する程にはガスティールにライドできたできなかったで勝敗が左右されることがあるので1枚増やしました。

・彼方1

リアガードを守る効果が必要ない相手でもソウルを1枚増やしつつ損失なし手札交換ができるため腐りません。今後ダクイレにおいて彼方が不採用になることはまず考えられないかと思われます。

・ディープ・ジェリダス4

ガスティールと彼方の枠を捻出する際基本的にG1(ケッツァー)の枠を減らす他なく、自身の効果でG1を探せてG1ライド事故対策になるうえクリーパーとのコンボ想定なしの単独でもSC2以上が期待できるジェリダスは4枚に増量されました。G1でSC2以上が期待できるカードは汎用性の低いものが多いため、下手なG1を採用するくらいならジェリダスをまず4枚にしたほうがいいかと思われます。

・ポイゾニック・アブダクター3

CBコストが必要ですが、相変わらずソウルを貯めるという目的においてはこれ以上ない最強カードです。素直に4枚採用のままでも全然構わなかったのですが、ジェリダスの採用枚数を増やしたほうがいい、増やさなければいけないのは確定しているためアブダクターの枚数を4枚のままにしているとG1が9枚になってしまいます。マリガンでG1なしの3枚チェンジ(デスアンカーと彼方を残して3枚チェンジ等)のマリガンをした場合、G1が9枚と10枚では5%程G1が入手できる確率が違い、その後のGアシストやジェリダスの5枚チェックでG1が入手できる確率も3.2%違います。現状、4枚目のアブダクターを採用しそのリスクを背負う価値はないと判断しました。4枚採用ではなくなったのでアブダクターからアブダクターをサーチしCB2消費でソウルを4枚貯めつつ山札を6枚圧縮する動きができなくなったのは少しデメリットです。

・愛着のサキュバス(V)4

ダークイレギュラーズはソウルを貯めるためにもソウルが貯まった後も常にCBコストを要求されるためリアガードが減るもののソウルを増やしつつCCできる愛着は減らせません。

・ディメンジョン・クリーパー(G)4

ヒスコレで再録されちゃうくらいには必須なので減らせません。

・エッジ・イン・ザ・ダークネス(V)4

ライド時ソウルを増やしつつの手札交換とアブダクターからサーチしてのCBコスト実質無し合計SC3を個人的に高く評価しているのと、何よりバロウアタック時にこのカード(以下エッジ)がソウルにいないというくだらなすぎる負け筋を作りたくないので減らせません。

・イエロー・ボルト(V)1

前回まで採用されていたケッツァーは、最大の評価点の1つであったランダムSCで入った時追加でSCできるという利点がケッツァー自体の採用枚数が減った分魅力が落ちたため不採用となりました。ライドした時にSC1ができるという利点もイエロー・ボルトの方が1枚多くSCでき、一応イエロー・ボルトもアタック時SC1効果を持つためケッツァーと同じくライド以外のタイミングで手札に来ても腐りにくい点からケッツァーを不採用として新たにイエロー・ボルトを採用としました。

・デザイアデビル ブベツー1

ぶっちゃけこのデッキで一番どうでもいい存在で抜いても別に構わないカードです。まず考えられる構築案としてこの枠は素直にイエロー・ボルトの2枚目でも良かったのですが、別にイエロー・ボルト(ケッツァー)に頼らなくてもソウル13枚貯められる自信が元々それなりにあって、そうであるなら手札にイエロー・ボルト(ケッツァー)が来てSCが狙えるよりも貰ったCBコストの分だけ暴れられるブベツーを1枚だけ採用の方が何度かイエロー・ボルト2枚採用で回した結果良さそうな気がしました。ブベツーはソウルがちゃんと13枚貯められてデスアンカーライドできればアサシンの2枚目としてカウントできなくもないためです。ただし、ブベツーの枠がアブダクターの4枚目であればアブダクターでアサシンを強引にサーチはできるので別にアブダクター4枚目にするという構築案でも良いのもまた事実です。ブベツー固有のメリットとしては、既にアサシンをソウルか手札に確保できている時ブベツーを併用すると強い動きができる点(アサシンブベツー込みでリアガード4枚しか確保できなかった時にデスアンカーアタック終了時果が2回使える等)のほか、アブダクターを解説する時にも少し触れましたがG1として最悪ライドできる点があります。まあ要約すると「4枚目のアブダクターをブベツー(G1)にすることで回避できる数%のライド事故率」+「ブベツーを採用することで生まれるアサシンダメ落ちケアとアサシンとの併用上振れムーブのメリット」が「アブダクターまたはイエロー・ボルトをブベツーにすることで確実に上がるであろうソウルが貯まらないリスク」に勝ると判断しただけです。ちなみに、アサシンのダメ落ちのみを警戒するならCBコストなくダメージからアサシンをソウルに入れられ、ドロップ(ダメージ)からクリーパーをしまうことでソウルを2枚増やせるヴァリアンツ・キラーテイルという選択肢もありますが、このデッキはメインフェイズ中にCBコストを使うカードがアブダクターしかいないのでキラーテイルのCBコスト無しでアサシンを用意できるという最大のメリットを活かしにくい(ダメージゾーンで表のアサシンをソウルに置くことが多い)点から別にブベツー採用と大して使用感が変わらなかったり、ブベツーも自身の効果で愛着かエッジをコールすることでCBコストをたまに実質無視できたりもするのでキラーテイルは一瞬考えただけで試すことすらしませんでした。

・ほかGOとトリガー

特に前回から見解は変わっていないためノーコメント。

・幻獣咬爵サブナック

個人的にスパブラ対面に最近苦手意識があるためただの使いやすい25k盾でしかない降り積もりし愛執ドルジ・ナスを不採用にして採用しました。10回に1回くらいはサブナックの疑似ダメトリ5kでスパブラの連パンを防げるかもしれません。

・ほかGユニット

特に前回から見解は変わっていないためノーコメント。