・はじめに
筆者はPスタンダードになってからペイルを触り始めたプレイヤーです。ペイルムーンは、まさにサーカスのような個性的な挙動をするカードが多いクランですが、そのなかでも特に注目していたカードを中心とした実用性のあるデッキが今回できたと思われるので晒します。G3ルキエとGゾーンのハリーダスト以外は比較的安くペイルの割には複雑な挙動をしないのでスタンダードからのプレイヤーにもオススメかもしれません。
・構築
重要な戦術がひとつあるのでそれだけは先に詳しく書きます。
銀の茨の奇術師クレメンスはVがルキエかつソウルとリアガードにゼルマ（旧トラピ）が1枚ずつある場合、アタックヒット要件ながらノーコスト無限アタックループできるカードです。手順は複雑ではないのでご自分で理解してください。要は、ダメトリ乗るなどしない限りクレメンスのアタックヒットイコール勝ちです。昔からあったコンボですがスタンダードに銀の茨が追加されたことにより実用性が上がりました。
一応初心者向けを意識してトリガー以外は詳しく書きます。
・ルキエ
今までのルキエと違い、LBという意味不明な条件に縛られることもなくソウルから質の高いスペコをCB2手札1で行えるようになりました。また、ギフトにアクセルⅠを選ぶことでゼルマブーストクレメンスよりも少しだけ打点の高いクレメンスを用意できるようにもなりました。デッキコンセプト上超越するよりもこのカードでそのまま戦ったほうがいい場面が多いです。
・ドリアーヌ
どちらかというとペイルのPスタではV用として重宝されるカードですが、この構築ではVだとクソザコなのでライドは避けたほうがいいです。このカードにより大事なクレメンスを相手ターン中の除去退却から守れるようになりました。ついでにドローで不安な防御力を補えます。
・クレメンス
コンボパーツにGBがないことの恐ろしさをわからせてあげましょう。
・りりあん
後述するロロットとの相性が非常によく、絶対にライドしないといけないルキエを山札からサーチできます。打点が上がる効果もダメトリでクレメンスを耐えてきた相手に対し有効打となるので欠点の無いカードです。
・マリチカ
アタックヒット要件およびCB1とソウルに余分にクレメンスもしくはゼルマが必要ながら、クレメンスループに移行できるので5枚目以降のクレメンスとして働きます。
・ゼルマ
生まれてこのかた悪行しかしてこなかった罪深いカードです。
・ロミー
G1としてライドできるエミールです。効果はどちらかというと劣化気味ですが同じグレードのカードを2枚以上入れられる利点があります。
・イリナ
防御力が決して高いデッキではないことと相手の8kVへのアタックを意識して新イリナです。
・エミール
FVです。スタンダードからやってきたプレイヤーの方でも、ロミーを必ず握れると知ったら強さが分かると思います。
・ロロット
クレメンスと共に、今回の忘れられし誰だよ枠です。りりあんのCBを回復しながら、絶対に握らないといけないルキエを手札に加え、前列2枚をソウルにいれることで3パンとルキエのCB2を確保を行うマジキチカードです。Gの時代はディスアド等がキツくあまり検討されなかったカードですが、新しいルキエとドリアーヌそしてりりあんが大体問題を解決しました。
・ディクシー
多分トリガーのシールド値パンプ値より効果優先でこいつでいいと思います。
・Gデッキ
G4ルキエはドリアーヌにルキエの名前を与えます。他は困ったときのVスタとソウルからクレメンスを複数枚出せるやつだけです。
